鹿児島市西千石町の「フレッセ厚生市場」にある靴修理・鞄修理・合鍵作製のお店です。
 

店 名   リペアショップ鹿児島店
住 所   鹿児島県鹿児島市西千石町13-11
電 話   099-223-1766 
店舗URL http://ebisusama2322.on.omisenomikata.jp/


寄り道のススメ

テーマ:ブログ


リペアショップ鹿児島店の坂元です。





今回は、元マイクロソフト社長、成毛眞氏の心に響く言葉より…「寄り道のススメ』です。


キャリアというと、こうなりたいという目標を設定し、それに向かって突き進むものだという誤解が世の中に蔓延(まんえん)している。

それは、子供の頃にその目標を設定できたごく限られた人の話である。

そうはない多くの大人にとって、キャリアとは歩んでから振り返り「ああ、こんな風だったのか」とその全体像が把握できるものである。


やってみたいことをその時の気の赴くままにやってみて、ある時は没頭し、かと思うとすぐに飽きて、また別のことをはじめ、時にはいくつものことを同時にやりながら、なんとなく自分の好きなもの、得意なものを集めていって、その集大成が自分である。

成長とはそれが目的ではなく、何かしらをした結果が、成長なのである。

なので、いい大人が、なりたい自分を先に決めてそれに向かってレールを敷くべく努力するとか、成長のために成長しようとするという自家撞着(どうちゃく)のような行いは、これこそが無駄である。

目的と手段をはき違えていて、こんな人生を送ってしまっては、死んでから後悔してもしきれないだろう。


やりたいことは何でもやってみればいいと言われても、何をやったらいいかわらない。

そもそも、自分は何が好きかわからないというならば、やりたくないことには徹底的に手を出さずにいると、そこで残るのが好きなもの、やってみたいものということになるので、それをやってみればいい。

やってみて違うなと思ったら、辞めればいい。

寄り道はそれくらいの軽さでやればいいのである。

難しく考える必要など一切ない。


軽く寄り道をする癖がつくと、歩んでいるど真ん中の本道も普段と違って見えてくる。

そこの歩き方も変わってくる。

そんなにしかめ面しなくても、肩に力を入れなくても、本道を踏み外さない限り、多少蛇行しようがスキップしような、誰にも迷惑をかけないものだし自分にも不利益がないと気が付くのだ。


こうなると、人生が楽しくなる。

もしもなんらかの理由で本道を行くのがつらくなる時期があったら、その時には寄り道し続ければいいということもわかってくる。

つまり、人生がラクにもなる。


遊び、という言葉がある。

ハンドルの遊びなどと使われて、つまりハンドルを切ってから車体が実際に動くまでのラグ、余裕を意味する。

これがないと、少しハンドルがふらついたら、車体もまたすぐにふらついてしまう。

そうした煩わしさを遠ざけるのが遊びだ。

そうした狙いがわからない人にとっては、遊びはただの無駄に見えるだろう。


寄り道も同じである。

どんなに言葉を尽くして説明しても、理解しない人は一生理解しない。

しかし、わかる人はその重要性をすぐに理解する。

これがなくては大変なことになると見抜く。

だから悪いことは言わない。

すぐに寄り道すべきだ。

さあ、2駅前で電車を降りよ。


『一流になりたければ2駅前で降りなさい』徳間書店





本書の中に、《明治維新が寄り道を悪者にした》という一文がある。

『明治の手前の江戸時代は、寄り道だらけの時代であった。

交通の便は今よりもずっと悪かったにもかかわらず、やれ伊勢参りだ、大山詣でだとあちこちに出かけ、近場でも隅田川の向こう側やこちら側、時にはそこに船を出して遊んでいた。

侍も町人も一日中仕事に没頭する、などということはなく、実にふらふらと暮らしていたのだ。

そういったゆるい日本列島にくそ真面目な空気を持ち込んだのは、明治維新の志士たちであろう。

あれは薩摩の伝統的な空気ではないか。

当時の薩摩には武士が偏在していたという。

鹿児島には特に多かったのだとか。

その真面目さがいつしか中央へと押し寄せて、それが近代国家日本の性格を作りあげた。

その国家がガラガラポンとなるのは第二次世界大戦だ。

そこから真っ先に立ち上がったのは、薩摩のそれとは少し異なる価値観の持ち主たちだった。

要するに、生きるためには何でもやったもの勝ちという人たちが、息を吹き返した。

これはある意味で明治維新と同じである。

終戦後、なぜ、日本経済はあれほど急速に復活し、以前よりも高い水準に達したかと言えば、それしかしてこなかったからだ。

社会の秩序や倫理より、とにかく経済。

この道のりのどこかで、「金だけじゃないよね」となっていれば、経済成長の勢いはゆるくなったとしても、ここまで極端なことにはならなかったのではないか。

リーマンショック後、やっぱり金だけじゃなかった、そう気付いた日本はどこへ向かったかというと、デフレである。

無理して金を稼いで高いものを買うよりも、安くて良いものに囲まれていればいいじゃないの幸せならばと、またしても極端に振れてしまったのである。』


日本の一時期の経済成長は、「武士的な真面目な努力」という価値観が役に立つ時代だった。

しかしながら、デジタルエコノミーの時代となった今、その価値観は通用しなくなってしまった。

創造性や、独自性、デザイン思考などが重要視され、その準備ができていなかった日本は、世界から置いていかれた。


だから今こそ、寄り道が必要なのだ

文化の花開いた江戸時代はエネルギーにあふれていた。

それは、一般の庶民でも楽しめる、「芝居」「相撲」「浮世絵」「小説(東海道中膝栗毛、南総里見八犬伝等)」「花見」「習い事や教室(踊り、三味線、生け花、茶道、義太夫、小唄、長唄、川柳、狂歌)」「おしゃれ(服装、小物)」「外食文化(屋台、茶屋)」等々。


寄り道メソッドを手に入れたい。

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