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相続人と遺族の違い831

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前回は戦前の相続制度を取り上げています。

今回もその続きです。

早いもので平成27年も今日で半分が終了することになります。

さて遺産分割の最後の順位者、第4位順位者は誰が相続資格を有するのか?

これは現代の相続法の最終順位者である兄弟姉妹と大きく異なり、「戸主」が遺産相続の相続資格を有していました。確かに遺産相続である限り戸主は別途存在していますし、家の当主でもあるので合理性を有していると言えば有しているように思います。ちなみに現在の相続法の第三位順位者の兄弟姉妹は、被相続人が死亡する前に死亡していた時は兄弟姉妹の子(被相続人から見て甥姪 )がいれば代襲相続人となりますが、代襲できるのは一代に限られ、兄弟姉妹の子も死亡していたとしてさらにその子(兄弟姉妹の孫)がいたとしても代襲はできません。

次回に続きます。

ここまで読んでいただきありがとうございます。


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相続人と遺族の違い830

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前回は戦前の相続制度を取り上げています。

今回もその続きです。

遺産相続における第三位順位者は直系尊属で且つ親等の近いものが相続資格を有します。これは現在の相続法の第二順位者とほぼ同じですが、現在と異なる点もあります。それは遺産相続の第一位順位者で出てきた継親子関係や嫡母庶子関係が逆でも当てはまると言う点です。即ち現在では継母や継父は養子縁組を結ばない限り一等姻族に過ぎず互いに相続人とはなりませんが戦前はそれと異なり養子縁組を結ばなくても互いが相続人になり得たという事です。

次回に続きます。

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相続人と遺族の違い829

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前回は戦前の相続制度を取り上げています。

今回もその続きです。

今回は遺産相続の第二順位者を取り上げますが、この第二順位者が現代の相続法と大きく異なることになります。

第一位順位者が存在しない(全ての第一位順位者の相続放棄も含む)ときに相続資格が第二順位者へ移転するのは現代と同じですが、遺産相続における第二順位者は被相続人の「配偶者」が相続人となります。配偶者が独自の順位を持つことが現代との大きな違いです。

現代の相続法では「配偶者」は「常に」被相続人の「相続人」であり、且つ他の相続人と「順位を同じく」するのが特徴で、子が相続人なら子と、兄弟姉妹が相続人なら兄弟姉妹と同じ順位で相続資格を有します。但し法定相続分は同順位であっても異なり、配偶者が他の相続人より多く有することになります。(子なら配偶者が1/2、兄弟姉妹となら配偶者が3/4)

次回に続きます。

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相続人と遺族の違い828

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今回もその続きです。

遺産相続において現代と異なる点があります 。

それは、母又は父の再婚相手がいたとして家(=戸籍)を同じくした時にその再婚相手と養子縁組を結ばなくても自動的に法的親子関係が発生するという事です。これは家督相続の際も取り上げましたが、法的親子関係が発生するという事は子は直系卑属という事になり第一位順位者に含まれるという事です。ちなみに現代では父または母の再婚相手は一等姻族に過ぎず養子縁組を結ばない限り相続人になることはありません。

次回に続きます。

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相続人と遺族の違い827

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前回は戦前の相続制度を取り上げています。

今回もその続きです。

遺産相続において第一順位者は被相続人の直系卑属でその中で親等が異なるものがいれば親等の近いものが相続人になることが前回でした。ではたとえば子が複数いてその中で子が被相続人より先に死亡していた時、その子に子がいて(被相続人からすれば孫になる)しかし親等が異なるので前回の理屈では相続人になれない時はこの孫は不公平ともいえる立場になります。この様なとき親に代わって相続人になる制度が代襲相続人です。この制度は現代でも存在していて結構多く適用されますが、戦前との違いがどこにあるのでしょうか?

要は言葉遊び的になりますが、戦前は直系卑属なので孫しか相続資格者がいない場合その全員が直接の相続人となりますが、現代では孫しか相続資格を有しなくてもその孫全員が親に代わって相続人となる「代襲」相続人です。なぜなら現代の相続法の第一位順位者は「子」であると規定されているからです。

次回に続きます。

此処まで読んでいただきありがとうございます。



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相続人と遺族の違い826

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今回もその続きです。

遺産相続の相続順位の第一位は直系卑属ですが、どのようなものだったのか見ていきましょう。

家督相続の場合、家の世継ぎであるので同一の家(=同一戸籍)であるものでなければならない、身分の上下で決まるなどの制約がありましたが遺産相続の場合、直系卑属であれば相続分の違いは別として相続資格を持ち、また現代と同じく複数人いればそのすべての者が有することになります。但し直系卑属と言っても親等が異なれば親等の近いもの(同一等親が複数いればその集団が)が優先して共同相続人になります。具体的には被相続人に子と孫が複数いれば子供のみが相続人になると言う意味です。

次回に続きます。

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相続人と遺族の違い825

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今回もその続きです。

前回までは、戸主の家督相続を見ていきましたが、今回から戸主以外の相続、遺産相続を取り上げます。現代の相続法と共通する点又は異なる点が幾つかあります。まずは遺産相続の順位を見ていきます。

①第一位順位

「被相続人の直系卑属」

現代の相続法は「子」が第一位順位者です。ただ子も被相続人の直系卑属の中に含まれます。どう違ってくるのでしょうか?

この違いは遺産相続の第一位順位を詳しく取り上げていくことで分かって来るので次回以降詳しく取り上げていきます。

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相続人と遺族の違い824

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今回もその続きです。

前回までが家督相続の順位となります。家の世継ぎを決めるものなので現代の相続法とはだいぶ違うのが分かります。

では、戸主以外において相続が開始されるとどうなるのか?

戸主以外の者に相続が開始されると家督相続とは異なる相続順位及び相続資格者が定められておりそれを区別して「遺産相続」と呼びます。

尚、今でもたまに相続を遺産相続と呼ばれる方がおられますが、この戦前の相続法の名残で現代の相続法の法律用語ではなく、ただ偶に不動産登記簿に出てくるのみになっています。

次回からはこの遺産相続を見ていきます。

また先日大方の予想を裏切り遺族年金の男女差別について合憲判断が出ましたが近日取り上げます。

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相続人と遺族の違い823

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前回までの第一位から第四位までの家督相続人即ち戸主に世継ぎもおらず、父母も含めた直系尊属もおらず結婚もしていない(または離婚 、死別)ため配偶者もおらず、兄弟姉妹もいないどころかその子孫もいない、まさしくお家断絶の危機にあるような場合(第二順位者を指名していないことを前提として)第5順位者として戸主の相続開始後親族会が言わば他家から後継者を選定して家督相続人として迎えていたようです。よく大名など(但しこの場合他家に養子として迎え入れられているので厳密には同じ意味ではないでしょうが)直系に世継ぎがいないときなど血筋の近い他家から世継ぎとして迎えていたその名残だとは思われます。

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相続人と遺族の違い822

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今回もその続きです。

家督相続において第3位順位者、即ち第3位内でも優劣があるとはいえ傍系に家督を相続させることを認めていましたが、その傍系すら不在である時現代では三位順位者までしか相続権を認めていませんが、家督相続においてはさらに第4位順位者更に第5位順位者まで認められていました。

今回は第4位者を見ていきます。

前回まで取り上げた1~3位まですべていないときにはどうなるのか?

今度は同一戸籍内の直系の尊属(養父母も含む)の中で親等が近いもの、親等が同じなら男が優先して家督相続人になっていたようです。

ただこの第4位者が家督相続人になるのは少し現実的ではないような気がします。

と言うのも直系の尊属は戸主より間違いなく年長者で(当たり前ですが)そうなると親等が近いものでなければ年齢的に生存しているかどうかも疑問ですしそもそも父母であるのなら第3位順位者で相続権を持っているからです。

次回に続きます。

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