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相続人と遺族の違い898

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前回は相談事例からの紹介でした。

今回はその続きです。

福山雅治さんが結婚をされたニュースが昨日からかなりの取り扱いでされています。私も日置市役所吹上支所に到着した時にラジオで知った時はビックリしました。私は福山さんの大ファンなのですが、結婚自体も相手の方もすごくいい選択をされたのではないでしょうか?おめでとうございますと言いたいです。

ブログとは関係のない話から始まりましたが、前回まで相続の承認と放棄を見ていきましたが、あえて取り上げていないものもあります。限定承認と言う制度です。これは相続財産がプラスになるかマイナスになるか分からない場合、とりあえずこの制度を利用して手続きを進めていったとき、プラスになれば承認してマイナスになれば放棄すると言う制度なので一見するとものすごく合理的で十分利用する価値があるように思われますが、実態は手続きがすごく猥雑でしかも制裁による見做し単純承認行為の条文にも出てきますが、手続を一つ間違えることで承認と見做されたり、色々な義務を負わされたりとしてしまうため実務上ほとんど利用されていません。よって今回は割愛します。

次回に続きます。

ここまで読んでいただきありがとうございます。



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相続人と遺族の違い897

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前回は相談事例からの紹介でした。

今回はその続きです。

前回まで相続の承認行為を取り上げましたが、自分に相続が開始されたことを知ったけれど3か月以内に決められない、まだ迷っているときには何か手立てが無いのでしょうか?

このような時には熟慮期間の延長の申立をすることが出来ます。理由は一応必要にはなりますが、財産調査に時間がかかっているなどで十分です。この申し立ても家庭裁判所にすることになります。期間の延長がどこまで認められるかは裁判所の判断にはなりますが、申立人が申立時に認めてほしい期間を申述することにはなっています。(半年程度の延長なら問題はないかと思われます。)こうして認められた延長期間に選択をすることになりますが、その期間内に選択の意思表示をしないまま満了した、又は単純承認行為を行ったなどをするとそれにより相続の承認となることは言うまでもありません。

次回に続きます。

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相続人と遺族の違い896

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前回は相談事例からの紹介でした。

今回はその続きです。

前回まで取り上げた相続放棄後の見做し承認行為ですが、要は放棄後に放棄しておきながらしてはならない行為をしたつまり、背信行為により相続放棄の効果を取消、強制的に相続人と確定する制度であることが分かります。只どのような行為が具体的に該当するのか?どこまで行ってもいいのか?と言う質問を受けることもしばしばあります。これも難しい問題を含んでいて個別的事例によらなくてはなりませんが、単純承認行為で考察した所謂保存行為に該当することであれば、別に債権者を害することにはなりませんので特に問題にはならないかと思われます。

今回は短いですがここまでです。

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前回は相談事例からの紹介でした。

今回はその続きです。

相続放棄をしても相続の承認と見做されてしまう行為のうち条文上で「私に」と書いてあるところ読み方としては「ひそかに」と読みますが、なぜ通常とは異なる読み方をするのでしょうか?

前回紹介した条文を読むと要は相続人が相続放棄を行いながら、それに反する行為=背信行為を行ったために制裁として相続放棄を取消、承認させることが理解できるかと思われます。 そしてここで出てきた「ひそかに」とは、債権者を害してした行為と言う意味を持ちます。

つまり、相続放棄を行ったのは借金の方が相続財産として大きくてそのため放棄しておきながらプラスの財産のみを債権者を害することを知りながら消費したこと、その意思を「私に(ひそかに)」という事になります。

次回に続きます。

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相続人と遺族の違い894

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前回は相談事例からの紹介でした。

今回はその続きです。

相続の承認と見做されてしまう行為に相続放棄後であってもその行為を行えば相続を承認したものとみなされてしまう、一種の制裁としての見做し承認行為があります。

どのような行為が当たるかまずは条文を見てみましょう。

「相続人が、限定承認又は相続の放棄をした後であっても、相続財産の全部若しくは一部を隠匿し、私にこれを消費し、又は悪意でこれを相続財産の目録中に記載 しなかったとき。ただし、その相続人が相続の放棄をしたことによって相続人となった者が相続の承認をした後は、この限りでない。(民921③)」

とあります。

二段目の「私」は 「ひそかに」と読みます。なぜ読み方が通常と異なるかと言えばこの言葉自体である意味をもたらせているからですが、その意味は次回みていくことにします。

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相続人と遺族の違い893

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前回は相談事例からの紹介でした。

今回はその続きです。

相続の承認とはならない行為のうち保存行為以外で民602条の規定にある期間の賃貸借行為も承認にならないと規定されていますが、どのような意味でしょうか?

原則物を貸して対価を得る行為は、賃貸借契約と言い処分行為の一種ですがその期間が短い場合には制限能力者や処分権限者以外でもそれを行うことが出来ると規定されているので承認には当たらないとされることになります。

条文上は

第602条
処分につき行為能力の制限を受けた者又は処分の権限を有しない者が賃貸借をする場合には、次の各号に掲げる賃貸借は、それぞれ当該各号に定める期間を超えることができない。

樹木の栽植又は伐採を目的とする山林の賃貸借 十年
前号に掲げる賃貸借以外の土地の賃貸借 五年
建物の賃貸借 三年
動産の賃貸借 六箇月

規定されています。もともと相続人には承認をするか放棄するかの間、遺産を自らのものと同じ注意義務をもって管理する責任を負っており、それは放棄後も次に相続人になったものに引き渡す時まで続きます。よってこの短期間である賃貸借は行うことが出来それをしても承認にはならないことになります。

次回に続きます。

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今回はその続きです。

判断が難しいのが軽自動車など一見財産的価値がありそうなものの処分です。当然引き取ってもらう事で対価を得ることは間違いなく処分行為ですので、単純承認行為となりますが、もう動かなくなりその場所へ置いておくこと自体他社の迷惑になるようなものであれば業者に引き取ってもらい対価が無ければ問題もないかと思われます。(ただ個別的に検証していかなければなりませんので一概には言えない部分もありますが)

また、先月の電話相談であった事例ですが、如何に被相続人の居住しているアパートの連帯保証人であったとしてもその中にあるものをリサイクルショップに売り払おうとする行為は単純承認にあたってしまいます。この場合判断が難しいですが、大家さんと相談して、遺品で価値があるものは大家の先取特権で滞納家賃に充当するか、相続人が出てくるまで保管しておくことなどの選択がありますが、なかなか難しい問題です。

次回に続きます。

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よく聞かれる相談で、相続放棄を考えているが実家が無人になるので、風通しやゴミ捨て草むしりをしてもいけないのか?と言うことを聞かれることがあります。

前回の条文で「保存行為」はその限りではないとありました。

その「保存行為」とはどのような行為を指すのでしょうか?

保存行為とはその物で収益を上げる行為ではないけれど、その物の価値を下げないための維持管理行為と思えばいいかと思います。

つまり実家が無人であるので掃除をしたり風通しをして空気の入れ替えを行ったり、雑草の除去を行う行為は「保存行為」であって単純承認に当たる処分行為ではないことが分かります。またごみを捨てるのも価値の無いものを処理するだけですので保存行為の一種に当たります。なのでこれらの行為を行ってもまず問題はないかと思われます。

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今回はその続きです。

相続の承認とみなされてしまう行為で、よく相談を受けるのがどの行為がそれに当たってしまうか?と言うことを聞かれます。これがなかなか難しい問題ではありますが、事例を挙げて検討していきます。

まず結構多いのが、家などの財産があるけれど相続放棄を行いたいと言うときにその家の管理にあたる行為がどこまで許されるのか?と言う事例です。

家があるのに相続放棄を行うのか?と思われるかもしれませんが、実はこのケースはあまり珍しいものではなく、他の相続人と関わりを持ちたくないからと相続放棄を選ぶけれど実家が何もしなく朽ち果てていくのはご近所の手前もあり忍びないという事でどこまでしていいか分からないと言う相談を受けたことが何度かあります。

まず、条文を見ていくと

相続人が相続財産の全部又は一部を処分したとき。ただし、保存行為及び第602条 に定める期間を超えない賃貸をすることは、この限りでない。(民921①)

とあり、処分行為は単純承認に当たるけど保存行為とある機関の賃貸行為はそれに当たらないという事が分かります。ではこれらの具体的行為がどうなのかを次回みていきます。

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今回はその続きです。

相続の承認は、その意思表示や前回まで取り上げた放棄できる期間の経過による見做し既定以外もう一つ相続人の行為による承認とみなされる場合があります。

この行為による見做し承認は、大きく分けて2パターンあります。

一つ目はその行為は承認したことを前提としなければ行うことが出来ない、客観的に見て自分のものと同じものとして遺産を取り扱ったときに承認したよね、としてみなされるパターン。

もう一つは相続放棄をしておきながらその後の行為が、相続放棄を認めるわけにはいかないほどの行為であるため、謂わば制裁として相続を承認したものとみなされてしまう行為のパターン

の二つです。

なぜ後者は制裁的な形で承認とみなされてしまうのか?

次回以降詳しくみていきます。

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