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映画と街

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9月5日(土)に行われる鹿児島コミュニティシネマ主催の映画「シェルブールの雨傘」、「ロシュフォールの恋人たち」の上映も近づいてまいりました。

以前、鹿児島コミュニティシネマに関わっている方とお話した際に、若い方が少なかったりするらしく、色々な映画に関心を持ってもらえれば嬉しい…というような事をおっしゃっていました。

僕も今はなかなか時間が無かったりで、映画館に足を運ぶことが少なくはなったのですが、若い頃はよく見ていたものです。当時は入れ替えでは無かったので、何度も見たりしていたものでした。

ファッションや感性、様々なものを映画に影響受けた気がします。

鹿児島も鹿児島コミュニティシネマやミッテ10などでも単館系の映画を目にする機会が増えてきました。

大ヒットする映画もいいけれど、色々な映画を見る事は感性の幅を広げるのにもいいかと思います。

是非、見に行ってみて下さい。

会場:かごしま県民交流センター 県民ホール

『シェルブールの雨傘』10:00~ 16:30~
Les Parapluies de Cherbourg

『ロシュフォールの恋人たち』13:00~ 19:00~
Les Demoiselles de Rochefort


【料金】
一般 1本1300円(当日1500円)
    2本共通2200円(当日2500円)
学生以下 800円(当日1000円)

鹿児島コミュニティシネマ会員*当日も同じ
一般 1本1000円 学生500円 

【問い合わせ先】
099-222-8746.
090-4234-8643(有川)

(鹿児島コミュニティシネマHP) 

…そして、天文館でも映画館が無くなりかなりの時間が経ち、一種の悲願的な思いもあるかと思います。

しかし、既にいくつかの映画館が存在し、同じ映画を上映するだけでは、天文館における映画館の意味合い、継続性といった意味でも難しい面があるかと思います。

「映画」という1つの文化、「街」を考える上で、以前のアンダーズ・ハイでの対談を改めて、掲載したいと思います。



■映画館と街づくり
対談 井原 慶一郎(批評家)×大寺 聡(イラストレーター)

井原慶一郎(以下、I) 今日は「映画館と街づくり」というテーマで話をしてみたいと思います。
昨年十二月、天文館のシネコン建設計画が二〇一〇年の開業に向けて本格的に始動しました。
確かに二〇〇六年十月に天文館から映画館が姿を消して以来、世論は「街の映画館」の復活を願ってきました。しかし、それが東京の大手映画館経営会社が運営する六階建てのシネコンと聞いて違和感を覚えた人は多いと思うんですね。鹿児島にはすでに二館のシネコンがあります。天文館のシネコン建設は、まさに既存のシネコンへの「仁義なき戦い」ですよ。三館のつぶし合いになるかもしれないし、もしかしたら天文館のシネコンが一番危ないかもしれない。
二〇〇六年に閉館したシネシティ文化は九州初のシネコンでした。そのシネシティ文化が観客の減少・収益の悪化で撤退せざるを得なかったわけです。天文館に映画館が復活すれば賑わいが戻るというのは幻想で、天文館が衰退したから映画館が存続できなくなったわけです。
むしろ、そのような幻想を持つ位なら、映画館など無い方がいい。映画館なしでどれだけ魅力的な街づくりができるかということで勝負したほうがいいと思うんです。

大寺聡(以下、O) おっしゃる通りですね。アミュにシネコンが入ると最初に聞いた時は素直に喜びましたよ。デジタル上映を観に大分まで行った経験もありましたから。しかしその後、アミュや、巨大ショッピングモールの進出にどう向き合っていくかが、天文館の課題だったわけです。
「巨大資本」対「個人商店の集まり」という構図。しかし映画館については同じレールに乗ってしまった。天文館は、外の場所とは違う「何か」をウリに出来る筈。それだけの体力はまだまだ残っていると思いたいのですが。

I 新たなシネコンの建設は、ユーザーからすれば、観る映画の選択肢が増えるのではなく、映画館の選択肢が増えるだけです。
同じ映画をやっているのなら少しでも利便性の高いほうに流れるだけです。天文館のシネコンは地下道で地下駐車場と直結するらしいから、雨の降る日は駐車場に車を止めて映画を観たらどこにも寄らずに車で帰るということも十分あり得ます。

O 利便性を追求しすぎると、街から「風情」が消えてしまうんです。これを僕は勝手に「街のデジタル化」と表現しているんです。ゆとりや隙間がなくなると同時に、監視されている実感もわいてくる。
天文館でいえば、映画を観た帰りに「予定外の行動をさせる」というイレギュラー感という部分で勝負して欲しいんです。思わずこんなものを買ってしまったとか、知り合いに出くわした、とかね。映画を観てトンボ帰りでは街としてのロマンがないでしょう。そもそも街というのは、そういう嬉しいハプニングを提供出来る筈ですよね。

I 地下道はともかく、シネコンという形態は採算を考えたうえでの選択だったと思うのですが、総工費二〇億円をかけてハイリスク・ハイリターンだと、天文館復興の象徴となるどころか、負の象徴となる可能性もあるでしょう。ミニシアターだったら、十分の一の総工費でできる。儲けは少ないかもしれないがリスクも低い。
自立した大人のような映画館よりも、よちよち歩きの子どものような映画館を作って地域全体でいろんなアイデアを出しあって支えていくというモデルのほうがいいと思います。
これは二〇〇五年のデータなのですが、鹿児島の映画の公開率は二五パーセントで、九州七県のうちでは佐賀についで二番目の低さです。大分の三九パーセントと比べると年間一〇〇本程度の格差があります。大分にはシネマ5というミニシアターがあって、ここで大分で観られる三分の一の映画を上映しています。観ることができる映画が年間八〇~九〇本増えれば、鹿児島の映画環境は劇的に改善されるでしょう。
既存のシネコンと共存できるだけでなく、新たな映画ファンの掘り起こしにもなります。天文館の映画館にはそういう地域の文化拠点を目指して欲しいと思います。

O 僕が育った街には「国立スカラ座」という小さな映画館がありました。いわゆる二番館です。
毎週、二本立てでちょっと古めの映画を上映していました。例えば「ジョーズ」と「ベンジー」の二本立て。動物モノで組み合わせるという今考えると強引な手法でしたが、そういう映画館側のセンスに市民が一喜一憂した。
お目当ての映画でないもう一本が意外とお気に入りになってしまったり。
毎月一度「スカラ座マンスリー」というチラシが新聞に折り込まれるのを心待ちにしましたし、二色刷りの手描きのポスターが張り出される箇所も市内に幾つかありました。チラシは今でも大切に保管してあります。街の喫茶店の広告が入っていたり、ほのぼのとしたデザインで・・・「映画は商品ではない」という作り手と経営者側の良心を肌で感じるものです。
シネコンだと、そういう手作り感は得られませんし、コーエン兄弟がいうところの「マクドナルド・ムービー」の上映が中心になってしまいます。体験からすると、なぜか小さな映画館で観たほうが「自分の映画」として楽しめる確率が高い。小学生は四〇〇円で観られたので、友人と映画館で半日過ごすという日もありましたよ。
今の様に完全入れ替え制ではない映画館で、「スター・ウォーズ帝国の逆襲」を一人で四回観た日もありました。そういう遊び方って、もう古いんでしょうか。

I 「街の映画館」といえば、やはりレトロですよね。名画だったら、千円で二本立ても可能です。新作だけでも、全国のミニシアターのネットワークを利用すれば、週替わりで単館系作品をかけることができます。
既存の二館のシネコンでやっていない映画をやっているから、天文館の映画館にいく必然性が出てくる。
また、週替わりで映画が入れ替わるから、毎週とはいわないまでも、月に二回程度は天文館に出かけるという習慣が生まれる。そうすれば、街のリピーターは確実に増えるはずです。たとえば、フランス映画だったらフランスの雑貨を扱う店舗やカフェとコラボ企画を立てるとか、店舗で買い物をした人に無料でチケットを配るとか、いろいろなかたちで商店街と映画館が連携するには大手シネコンよりもミニシアターのほうがはるかに融通がきくと思うんです。
また、特集上映や映画祭などにも柔軟に対応できます。

O そうですね。そもそも映画館が消えた理由というのは、純粋にみんなが「足を運ばなかったから」なんですよね。昔に比べればウェッブやBSやCSなどで無数の映画が観られる環境にあるんですが、劇場の魔力というものは確実に存在します。音楽も配信が主体になってしまい、CDを買わない人が増えてきた。
そういう現象ともリンクしているんでしょうけど、「場」とか「気」についての関心がデスクトップで完結する世界へと移っているのは非常に残念ですね。

I 映画は「仮想の遊歩」でもともとヴァーチャルなものですが、映画館で観ると、モニター画面のフローとは違う、完結した経験になり得るんですね。体験として記憶にしっかりと刻み込まれるのはやはり映画館なんですよ。

O 若い人には特に、「自分が帰属出来る場所」というものを映画の世界観のなかに見いだして欲しいんです。
超大作かも知れないし、ミニシアター系かも知れない・・・とにかく映画館で作品と対峙して欲しい。
手軽に得られる感覚ではない筈ですが、納得の行くまで何度も観て徹底的に検証する。
その映画の嫌いな部分まで含めて好きになる、といった行為。観る側がそういう姿勢で映画館に向かう時、果たして街と映画館は無意識的に応えられるかどうか、ですね。     (二〇〇九年一月四日)

text by

大寺 聡(おおてらさとし)

(ohtematic.com) 

井原 慶一郎
(井原 慶一郎HP) 

next under's high.

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アンダーズ・ハイ、vol.10もほぼ配布が終わり、今は、ほとんど手元には残っていないのですが… 発行ご協力店さんなど大目に置かせてもらっている所にはまだ有るかと思います。もし興味あられる方は、お近くを通られた際にお立ち寄り下さいませ。よろしくお願いいたします。

記念号…まだずっと先ではありますが、次は15号目か、20号目にまた違う形で作るかもしれません。今度は、チャビンとケンタロウのディレクション?大きさは?いや、今度は形も変えてみたい…などなど色々な事を想像しています。

次の号となるvol.11も、だいぶイメージが固まってきました。
アンダーズ・ハイは発行されてから、1ヶ月は配布や溜まった仕事などしつつ次の号の内容やイメージを考え、次の一ヶ月で、取材や編集、それぞれのコラムを書いたり、撮影して、最後の2週間で、バタバタとデザイン、入稿といった流れが多いのです。
発行後の1ヶ月で出来るだけ進めれば後が楽になるのですが…発行し終わったら気が抜けてしまったり、毎回、なかなかうまくいきません。

ただ、色々とイメージを膨らませたり、何を書きたいか考えるこの時間も大事かとも思います。

vol.11…11月のアートマの内容とも少しリンクする特集かもしれません。こちらもまだ先ですが、良かったら少し楽しみにして下さると幸いです。

autumn&winter collection.

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まだまだ、残暑が厳しいのですが、洋服など秋物が色々と入荷しだす時期となっています。

アンダーズ・ハイご協力店にも秋冬アイテム多数入荷しているようです。

良かったらご覧になってみて下さい。

ぞれぞれ個性的な店で、アイテムを見るだけで世界観や雰囲気が伝わってきます。


【kinenbi】(キネンビ&nest coffeeHP) 


【crack floor】(クラックフロアHP・wear&zakka) 


【NOSE GLASS】 (入荷情報) 


juntoki ・ 路上ライブペイント。

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毎週、土曜日などに、juntokiは天文館アーケード内で、ライブペイントによる作品つくりをしています。

今日は、22時前後に天文館アーケード内のアディダス さん付近で行うそうです。

アンダーズ・ハイも配布し、juntokiの手がけるヘキセroomのポストカードなどもお渡ししています。

近くを通りかかった際には、是非、見てみて、お声をかけて下さい。





フラクタルひよけ。

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先日、グッドデザイン1次審査に通った事をご照会していましたアンダーズ・ハイ連載の「ランドスケープレポート」、保さんたちが手がける「フラクタルひよけ」が8月20日の南日本新聞に掲載されておりました。

前、実験段階のものを見せてもらったのですが、木漏れ日的な光の柔らかさ、快適さ、デザイン性、凄く良かったです。街にこうした木漏れ日が溢れたら素敵ですよね。

南日本新聞のHPでもご覧になれるので、良かったら見てみて下さい。


(南日本新聞HP) 

【参考】

(ロスフィーのブログ) 

(グッド・デザイン/フラクタルひよけ) 

(グッド・デザイン/奄美大島の別荘・ロスフィー) 






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LINK SITE (店名をクリックするとHPが開きます。)

【crack floor】(クラックフロアHP・wear&zakka) 


【hexe room】(ヘキセ・ルームonlineshop/wear&zakka) 
         (ヘキセ・ブログ) 

【 recife 】(レシフェ・drink&food&music) 

【drift wood】(ドリフトウッド・outdoor shop) 

【slime】(スライム・hair&make,nail) 

【藤 宝石】(blog/original・jewelry) 

【japonica7】(ジャポニカセブン・古家具再生・制作) 
        (ジャポニカセブン/ブログ) 

【NOSE GLASS】
(ノーズグラスonlineshop・wear&zakka) 
(入荷情報) 

【天ぶろ】
(街と暮らしをつなぐブログポータル) 


【titibisco】
(チチビスコ/cafe) 

【sonviola】
(サンビオラ/cafe) 

【aoba】
(cafe アオバ) 

【kinenbi】
(キネンビ&nest coffeeHP) 

【jk planet】
(jk planet HP・jewelry) 

【rhythm】
(リズム・hand crafted leather) 

【swung】
(スワング・木製の家具と雑貨) 

【azul glass】
(アズールグラス・glass accessory&work shop) 

【松下写真事務所】
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