アーカイブ【under's high vol.16 ランドスケープレポート・Wheel Sharing】

テーマ:archive
under's high vol.16 アーカイブ.

【ランドスケープレポート】



―Wheel Sharing (車輪のシェアで、鹿児島が回る)

新幹線がもうすぐ開通だ。周辺地域の施設の整備や、軌道緑化も進み、観光客へのアピールも活発になってきている。素敵な施設は当然必要だが、それをうまく“繋ぐ”ことができなければ、全く利を得ない。駅を降りた人たちはどこで買い物をし、どこで感動し、出会うのか?それを導く仕掛けが必要だ。

宣伝広告や、至れり尽くせりのマップも必要かもしれないが、それが必要のない街はおもしろい。例えば商店街にマップは必要だろうか?見る者を魅了する連続性は、どこに行こうかな?と考えるヒマを与えない。道に迷えば、人に聞けばいいし、連れていってもらえばよい。

人の流れ、回転する人の動きを作るにはどうしたらよいのだろうか。

ここで、ひとつ提案がある。Wheel Sharingはどうだろう。あらゆる車輪を皆でシェアするのだ。自転車のシェアは“貸出”という手法を使って観光客に流動性を与えている。日本では京都もそうだが、私の住んでいたデンマークやスウェーデンも活発だった。これは平坦な地形が可能にするので、鹿児島の中心地では大いに可能である。路面電車に携帯できればもっと楽しいし、フェリーに乗れば桜島にも行ける、Wheel ツーリングが可能だ。自転車は遠い距離を走ることが利点だが、鹿児島中央駅から天文館の間で必要になるかはわからない。自転車は車と同じ扱いなので、中心地ではそれなりに整備やルールが必要だが、自転車は遠い距離を繋ぐために必要な車輪で、エコロジーでもある。

近距離を繋ぐ車輪もある。それは、ベビーカー。子持ちのお母さんに大変好評で赤ちゃんや小さい子も運べるし、買い物袋も積み放題。それにベビーカーを取り巻く環境は、お父さんやお爺さん、お婆さんと兄弟たちや友達も含んでいる。

日本のベビーカーは多機能で折り畳みも可能だが、旅行中に持って歩くのは大変だ。旅先にあるとわかれば、今まで育児で外出をためらうお母さん達のお尻も軽くなるだろう。

家計を支えるお母さん達は日本の家計を支えている。だから彼女達が自由に動ける街を作るのは、同時に“まち”の家計を安定させてくれるのだ。昨今のショッピングセンターモールブームは、お母さんたちが作っていると言っても過言ではない。現にお母さん達が買い物できるレイアウト、子供たちを遊ばせておく場所や、乗り物を提供し、長時間の滞留や回遊時間を獲得している。天文館はどうだろう、あるヒアリング調査では天文館にはベビー服を販売する店が激減しているという。今では山形屋にしかないという。平日の町を賑わせるのはお母さんたちだから、ベビー服もない町が空洞化するのは当然である。もちろん町にいるのはお母さん達だけではない。例えば高齢者はどうか。ここでWheel Chair(車いす)、もしくは荷物車のシェアも必要になってくる。おばあちゃんが引いている姥車は情緒を感じるし、彼女たちがおいしいお菓子とお茶を飲める空間を用意することがあれば、彼女たちはそれを繋いでくれる。一般にいう社会的弱者に焦点を合わせた街づくりだ。強者たちはどうだろう。用意した地図とシェアした自転車にのって縦横無尽に観光できれば十分だ。それに、弱者達が町を回遊できれば、彼らは“いいまちだ”と評価を与えてくれるのではないだろうか。あるシンクタンクの報告では、昨今の消費者の興味は、まちやモノの社会貢献度である。消費者はモノを買う時、集まる時に、その事業者、あるいはそのまちづくりというイベントに社会貢献を望んでいる。ただ必要な物を買うのに興味はない。なぜなら、今どきあまりにもモノが溢れすぎているからだ。

このように、ここで提案するWheel Sharingは、点と点を繋ぐことができ、人を巡らせ、まちを廻せる機能がある。人が廻れば人と出会うことができ、それは人に優しいまちを作ることに繋がり、まちの経済を安定させる。

幸運な事に、私はパートナー達と、このWheel Sharing Projectを天文館で行うシステムをつくり始めている。新幹線が運ぶ新しい人たちを迎いいれ、楽しんでもらえるため、このシステムを試してみたい。それが鹿児島を動かす大きな原動力になってほしい。

皆さんもご協力お願い致します。

text by 保 清人

アーカイブ【under's high vol.16 歴史はめぐるもの・豊穣の薩摩】

テーマ:archive
under's high vol.16 アーカイブ.

「歴史はめぐるもの」



―豊穣の薩摩

 全国でも屈指の農業県、鹿児島。それは温暖な気候や豊かな自然、地理的条件を考えれば当然のことと思いがちですが、ご存知の通り、鹿児島は火山が多く、シラス台地のような火山灰性土壌に覆われています。その多くは作物が育ちにくい土地でした。現在のような実り豊かな鹿児島になるまでに、先人達はどのような事をしてきたのでしょうか。

 まずは作物を育てるために必要な水の問題。特に日本人の主食である米作りには不可欠なものです。それを確保するために県内各地で灌漑事業が行われました。江戸時代では加治木の「うそぬき隧道(池田助右衛門)」や横川の「黒葛原新田(鬼塚良義)」、明治から昭和にかけては志布志市有明の「蓬原台地」「野井倉台地」の開田などが知られています。乾いた土地を潤すためには、何キロも離れた場所から水を引かねばならず、トンネルを掘って水路を通さなければならない所も多かったようです。もちろん現代のように機械はないので、つるはしやのみを使い、人力で掘り進めなければならない大変な工事でした。

また、乾いた土地とは逆に、「大口目丸の排水工事(堀之内良眼房)」や川内「高江新田(小野仙右衛門)」などのように、水はけが悪い土地や沼地の整備も行って、水の問題を解決していきました。

 そして土の問題。火山灰性土壌は土に含まれる養分が少なく、痩せた土地なので肥料を施さなければなりません。肥料には牛馬糞、菜種の油かす、干鰯や獣骨粉などが用いられていたようです。例を挙げると、マラソンで有名な指宿の菜の花。電気やガスがなく、石油もまだ使われていない時代。菜の花から取れる菜種油は貴重な資源で、その油かすは肥料としても使える非常に商品価値の高い作物でした。その栽培を可能にしたのが獣骨粉の肥料で、そこには農家だけでなく、獣骨粉肥料を運んだ海運商人達の活躍もあったようです。

これらの外にも、「カラ芋」を伝えた(前田利右衛門)や「国分たばこ」の(服部宗重)など、有名無名を問わず、数えきれないほど多くの先人達のおかげで、鹿児島は豊かな農作物に恵まれた土地となりました。それらはどれも、そこに住む人々が暮らしを良くするため、豊かな土地にするために行ってきた積み重ねの歴史なのです。

 昨今の農業ブームや食の安全、雇用、食料自給率向上などで見直された農業ですが、田や畑に若者の姿は殆ど無く、昨年の激しい気候変動やTPP問題など課題は山積みです。

世界では人口の爆発的増加による食糧危機が叫ばれ、それに備えて国外に農地を確保しようという国まで現れました。

当然のことですが、人間はものを食べて生きています。私達日本人は20年30年先、どこの何を食べて生きているでしょうか?そもそも食べ物を確保できているのでしょうか?私達をその危機から助けてくれるのは、先人達の積み重ねの歴史だと思います。そしてその歴史にもう一枚積み重ねて次の世代に引き継いで行くのは私達なのです。

text by kentaro.

アーカイブ【under's high vol.16/SWUNG】

テーマ:archive
under's high vol.16 アーカイブ・SWUNG.



スワングさんの広告デザインはいつも先方から頂いているのですが、今回は、連絡先も書いていないというこちらも驚いたデザインとなりました。そんな遊び感のあるデザインをいつも僕らも楽しみにしています。

GURUGURU UZUMAKI UZUMAKI GU~RU GURU

furniture&woodcraft…のお店です。


オーダー家具、インテリア工房「スワング」…木製の家具と雑貨。テーブル、椅子、飾り棚etc… オリジナルデザインの様々な家具をサイズや雰囲気など、ご要望に応じて製作しています。

HPでは今まで作られた個性的かつ木の温もりを感じる家具や製作の工程などを見る事が出来ます。
【スワングHP・木製の家具と雑貨】 
基本的に御注文をいただいてからの製作となりますので、HPを見られて、もしご興味を持たれた方は、お気軽にメールにてお問い合わせください。
HPにて御紹介の家具のサイズ、材料その他引き出しや棚など変更可能ですし、オリジナルのフルオーダーも承ってます。
また、作品のいくつかはアトリエに展示してありますので、こちらにおこしいただいて見て頂く事も可能です。(アトリエは留守の場合も多いので、御連絡いただいてからのほうが確実です。)

ブログの方も是非、ご覧になってみて下さい。


【スワングBLOG・Low-Hi】 

アトリエ/ショールーム 鹿児島市田上6-4-8

OPEN am 11:00~19:00
定休日 不定・波しだい.

tel 099-251-6978 moble 090-2711-9428
FAX (OFFICE)  099-251-6978
【スワング・メールアドレス】 info@swung.jp

【SWUNG map】

アーカイブ【under's high vol.16 HEXE・Wonder Last Queen.】

テーマ:archive
under's high vol.16アーカイブ・

―Wonder Last Queen.



2月7日~18日、マルヤガーデンズ4Fのガーデン4にて、「Wonder Last Queenの世界観」と称しまして、HEXE TATTOOのHitomiさんとmatildaさんによる、キャンドルとモヘアのアクセサリーの展示、販売とHEXE TATTOOのT郎さんの絵が展示されておりました。

このページは広告ページでもあり、世界観を表現したものとなっております。

※こちらのイベントは終了しています。

また、東京の伊勢丹新宿店にて開催される、NIPPON VISION4 に出展していたり、こちらは巡回展という事で「D&DEPARTMENT」さん、全国6店舗(北海道、長野、東京、静岡、大阪、鹿児島)を5月~8月巡回予定との事です。

機会ございましたら、是非、見てみて下さい。

【Wonder Last Queen blog】

フリースペース

LINK SITE (店名をクリックするとHPが開きます。)

【crack floor】(クラックフロアHP・wear&zakka) 


【hexe room】(ヘキセ・ルームonlineshop/wear&zakka) 
         (ヘキセ・ブログ) 

【 recife 】(レシフェ・drink&food&music) 

【drift wood】(ドリフトウッド・outdoor shop) 

【slime】(スライム・hair&make,nail) 

【藤 宝石】(blog/original・jewelry) 

【japonica7】(ジャポニカセブン・古家具再生・制作) 
        (ジャポニカセブン/ブログ) 

【NOSE GLASS】
(ノーズグラスonlineshop・wear&zakka) 
(入荷情報) 

【天ぶろ】
(街と暮らしをつなぐブログポータル) 


【titibisco】
(チチビスコ/cafe) 

【sonviola】
(サンビオラ/cafe) 

【aoba】
(cafe アオバ) 

【kinenbi】
(キネンビ&nest coffeeHP) 

【jk planet】
(jk planet HP・jewelry) 

【rhythm】
(リズム・hand crafted leather) 

【swung】
(スワング・木製の家具と雑貨) 

【azul glass】
(アズールグラス・glass accessory&work shop) 

【松下写真事務所】
(MATSUSHITA photograph office) 

【ロスフィー(ランドスケープ)】
(ロスフィーのブログ) 

最近の記事一覧

記事テーマ一覧

カレンダー

<<      2011/05      >>
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31 1 2 3 4

ブログランキング

総合ランキング
11位 / 498人中 down
ジャンルランキング
1位 / 3人中 keep
学び・教育

ブログバナー

プロフィール

under’s high.

鹿児島の人や歴史、文化を独自の視点で切り取っていくフリーペーパー「アンダーズ・ハイ」

6ヶ月に1度の季刊発行となります。次号(vol.22)は、2013年11月2日(土曜日)発刊予定となっております。

【under's high】
●juntoki (グラフィック・デザイン)
●マツシタ・ミズキ(フォトグラフィック・営業)
●ケンタロウ(編集・ライター)
●チャビン(編集・ライター)

ホームページ

お気に入りブログ

最近のトラックバック

参加コミュニティ一覧