ラーメン屋の替え玉

テーマ:天文館雑話
天文館にラーメン屋はたくさんあるが、替え玉の数を客に競わせる店は「博多ラーメン旨壱」くらいではないだろうか。

千日町。森永パチンコの裏筋にある。

博多から直送されるめんを使い、豚骨スープがベース。

博多ラーメンと熊本ラーメンを合わせたような味に感じられる。

好きな味だ。

さて、替え玉を何玉くらい食べられるか。

そもそも替え玉を頼まなくても、出てくるラーメンは普通のボリュームがある。

1杯食べ終えてまだ物足りない時に、たまには替え玉を頼もうかなと思うこともあるが、それでもひと玉だ。

店主の四反田政継さんによると、これまでに最高11玉を一度に平らげた人がいるという。

その前の記録保持者は10玉だった。

10玉を平らげたこの人を、新聞で取り上げたことがある。

28歳、体重100キロの会社員男性。30分で食べ尽くした。

その前の記録は9玉。会社員は1年ぶりに記録を更新した。

「焼酎を5合空けてからラーメンを食べたので、飲んでいなければもっと食べられたかも」と話してくれた。

「食べ物屋で、大盛りとかあると食べたくなる。食べ尽くすとタダになるとか賞金をもらえるとかだと、なおさら」という。

過去に1300グラムのカレー、ジャンボ豚バラ14本、フライパン大のハンバーグなど、いろんな店で平らげた。

夜中心に、米を1日5合食べるというから、やっぱり大食漢。あっぱれというほかない。

法面工事の仕事をしているこの人。命綱に、かなりの負荷がかかりそうだ。

野良猫は抜け道が好き

テーマ:天文館雑話
街歩きが好きな人間にとって、道は狭い方がいい。もっと言えば狭ければ狭い方がいい。

まず車に邪魔されない。人にもあまり邪魔されない。
狭い道の沿線には、その地の暮らしや性格がむき出しになっていて、わかりやすい。
その地のにおいもかぐことができる。

天文館の、しかもネオン街がある千日町、山之口町の道はだいたい狭いが、その中でも狭いのが抜け道だ。
抜け道は通りと通りを直結して、雨の日や寒い日などに重宝する。回り道する必要がないからだ。
このエリアの抜け道には、大別して、ビルの谷間を抜ける抜け道と、ビルの中を抜ける抜け道がある。

前者の代表格は、山之口町の二本松通りと萩原通りを結ぶ道。
二本松通り側の出入り口角には料理店「梅園支店」がある。みそおでんを食べさせてくれる老舗だ。
抜け道は幅2メートル足らず。足を踏み入れると、飲み屋が2、3軒あるだけで両側にビルの壁が続く。
電気メーター、郵便受け、クーラーの室外機、ガスボンベ、自転車・バイクの間を抜けると、
まるで野良猫になった気分になる。見上げる空は細長い。萩原通りまでの長さは、私の足で72歩ある。

山之口町の二本松通りと「ねこんくそしゅっ」を結ぶ抜け道は、半分がビルの中、半分がビルの谷間。
「ねこんくそしゅっ」側の出入り口はニチビルで、抜け道に沿って数軒の飲み屋が並ぶ。

ビルの中にカクカクに曲がるクランクがある。進んでビルを出ると、ビルの谷間が待つ。

道を背に、夜遅くから開く民家風のロシア料理店「凡亭」がある。一見、ふつうの家。

ついでながら、靴を脱いで上がると、人の家のダイニングキッチンに入ったみたい。
ロシア料理もだが、アサリ貝でだしをとったあっさり味のラーメンがうまい。もちろん酒もある。
この抜け道は、ビルの中が41歩、ビルの谷間が33歩の長さ。幅は1メートル余りしかない。

ビルの中を抜ける抜け道その一。山之口町の鹿児島ワシントンホテルプラザを抜けるルート。
少し気が引けるが、不特定多数を相手にしたビルの性格上、抜ける人もいることだろう。

冬は暖房、夏は冷房もきいてホッとする。43歩の長さだ。電車通りと萩原通りを結ぶ。


山之口町のダイヤモンドビルと第二吉井ビルを抜ける道は、萩原通りと二本松通りを結ぶ。
ダイヤモンドビル側の出入り口には、2頭のライオン像が立つ。天井には大きなシャンデリアも下がる。
抜け道の豪華な床は黒光りして、二つのビルの境目がよくわからない。延長74歩。

「ねこんくそしゅっ」と山之口本通りを結ぶのは、鹿児島ツインビルと細山田ビルを抜けるルート。ここも二つのビルの境目がわからないまま抜けてしまう。59歩。

ビルの中の抜け道で、一番歴史を感じさせるのは千日町の祇園ビルだ。抜け道が平行して2本ある。
むき出しの水道管、電気配線、コンクリート打ちっ放しの床が、タイムスリップした気持ちにさせる。
G3アーケード側の地面が高いようで、こっち側の出入り口は坂道になっている。それぞれ33歩。

千日町には以前、エンパイヤビル内にL字状の抜け道があったが、ビルが解体されて、抜け道も姿を消した。
通路の壁には西郷さんや魚、鶏、豚などの絵が描かれていた。それももう幻となった。

ごあいさつ

テーマ:ご挨拶・お知らせ
初めまして、天文館の野良猫です。今年58歳のオスですから、猫としては相当な高齢になります。
でも、世間の高齢者のように家に閉じこもってはいません。毎日、仮の姿の新聞記者の仕事を終えると、
向かうのは天文館です。気が向けば、市役所近くの名山堀まで直行します。あるいは騎射場や中央駅に向かうこともあります。
何のために、といえば酒を飲むためです。酒なしの人生は考えられません。夕暮れが私を街へ街へと誘います。
仕事帰りの解放感に、酒はぴったり合います。酔うほどに楽しくなります。笑みがこぼれます。だから毎日飽きもせずに飲むのでしょう。
自分が酔えば、ただそれで満足するわけではありません。知り合いや、初めて出会った人と一緒に飲むうち、話すうちに、相手にも笑みが広がるのを見るのが好き。むしろこのために飲んでいるような気がします。
人はもちろん大好きですが、人以外の物、例えば、建物や路地、人工物、看板類を観察するのも好き。公園や街路や人家の木や緑を楽しむのも好きです。ですから、昼間もできるだけ街を歩きます。あてもなくてくてく歩きます。
要するに森羅万象がそろった街に引かれるのだと思います。この意味では、住宅だけの団地、工場だけの工業地帯などには魅力を感じません。
毎日、飲んで飲んで家路に向かうのは、だいたい夜2時を回ってから。
若い頃は、朝帰りすることもしばしばでした。さすがに58歳ともなると、家の布団で寝ないと次の日にこたえます。
で、ずいぶんおとなしくなりました。
でも今でも、飲み屋のカウンターで寝込んでしまい、最終的に飲み屋のママさんにたたき起こされて帰って行くことも時々あります。道ばたで眠り込み、警察官に起こされることもたまにあります。
こんな繰り返しでも夜の街がやめられないのは、夜の街から得るものが多いからです。それは、昼間には聞かれない人の本音であったり、昼間にはのぞけない本性であったり。
表もあれば裏もあるのが人間です。一面的な人間などいません。夜には何もかもが混在しているのです。
森羅万象、混在。街、しかも夜の街は魅力にあふれています。
天文館の野良猫は、そんなこんなを皆さんにお伝えしていきたいと思っています。どうぞよえろしく御願いします。


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プロフィール

天文館の野良猫


1950年、鹿児島市生まれ。新聞記者という仮面をかぶりながら天文館など街歩きを【本業】とする。

休日以外、一年中天文館や名山堀に入り浸る。

日に平均3軒の店をハシゴし、客や店の人をウオッチング。

2001年には「天文館夜話」という本を出した。

人情話あり、ちょっときわどい話ありの100話を掲載している。

消費税込み1000円。市内の主要書店で販売中。

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